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こんにちは〜!
投資歴8年目の
takaraです!
先日は話題の“円安”について
ご説明させて頂きました。
まだ見てない方は【円安とは?】👈こちら
今回はこちらも話題の
日本銀行、物価2%目標、
政策金利、金融緩和、指値オペ
についてご説明させて頂きます。
難しい言葉は崩して説明文を入れ
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自分なりに
分かりやすくまとめました。
それではどうぞ。
日本銀行とは?
日本銀行とは
日本国唯一の“中央銀行”になります。
中央銀行とは
各国にそれぞれ存在しており、
母国の通貨発行や金融政策など
その国の【金融組織の基盤】となる存在です。
他国の中央銀行
他国の中央銀行は
アメリカ→FRB
EU→ECB
イギリス→EOB
オーストラリア→RBA
などなど、
中央銀行は
各国に存在してます。
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我が国、日本銀行の呼び方は
一般的に「日銀(にちぎん)」
と呼ばれております。
日本銀行の理念
日本銀行の理念としては
「物価の安定を図ることを通じて
国民経済の健全な発展に資すること」
としております。
その為、日本銀行は
2013年1月に「物価安定の目標を発表」
「物価2%上昇」目標に
金融緩和、マイナス金利政策、指値オペ、
それらを継続的に行なっている状況です。
日銀がこれまでに行なった政策
日本銀行がこれまでに行なった政策
を時系列的にご紹介します。
- 2013年4月「量的・質的金融緩和」を導入。
- 2014年10月「量的・質的金融緩和」の拡大。
- 2015年12月「量的・質的金融緩和」を補完するための諸措置の導入。
- 2016年1月「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入。
- 2016年7月には「金融緩和の強化」。
このように約10年間ほど積極的に政策を行なってます。
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言い方を変えると
10年間ずっと
“物価上昇の目標が
達成されていない国”
ということです。
物価2%上昇とは?
ここで言う「物価2%上昇」とは?
「消費者物価の前年比上昇率2%」
のことを言います。
消費者物価は正式に
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消費者物価指数(CPI)
CPI→シーピーアイ
と言います。
消費者物価指数とは
消費者物価指数の
内容としましては、
「全国の世帯が購入する家計に係る財及び
サービスの価格と物価変動を時系列的に測定するもの」です。
簡単にお話しすると
身の回りのガソリン代や
食材、サービス代が高騰すると
消費者物価指数が上昇します。
サービス代とは?
サービス代とは
「物がない商品」を言います。
エステや美容室、ジム代など
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物を購入しない対価に支払う=サービス
といった感じです。
どこで確認するの?
消費者物価指数は
総務省が毎月発表しており、
毎月総務省の公式HPに公表されます。
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4月の総合値は2.5%上昇
と前年比が目標の2%を達成しております。
しかし今回の上昇は
外的要因がもたらした上昇になりますので
あくまで一時的なものと判断し、
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日本銀行はこれまで通り
金融緩和の政策を続けていくと
発表しております。
日本銀行の業務
そんな日本銀行ですが、
普段行っていることが
いくつかあります。
「日本銀行の業務」
- 日本国債を購入・売却
- 日本国債の発行
- 日本国債の決済システムを提供
- ETF(株)を購入・売却
- 政策金利の決定
- 金融政策の運営
- 日本円の新発行
- 銀行へ融資
- 財務大臣の指示に基づいて遂行する為替介入(外国為替平衡操作)
- 国際金融に関連した国の事務
- 国庫金(国の資金)の管理
などなど、、、
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日本銀行はこの様な
さまざまな金融業務が有ることから
日本経済の柱となる存在です。
政策金利とは?
次に「政策金利」について
ご説明させて頂きます。
政策金利とは
簡単に表すと
「中央銀行が一般銀行に
融資する際に付く金利」
といった感じです。
いわゆる
日本銀行が地方銀行に
お金を貸し出す時に付ける
“金利”のことです。
銀行も私たちと同様、
銀行からから
お金を借りて経営してます。
そのお金に利子をつけて
私たちに融資を行い、
手数料やその利息を
売上としている企業です。
マイナス金利とは?
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「マイナス金利」
この言葉をよく耳にしませんか?
これは銀行が日本銀行に預金すると
一部の預金から
0.1%お金を取っていきますよ。
と言う制度です。
その為、銀行は日本銀行に
長期で大量にお金を預けることができず
市場にお金を貸し出すことになります。
この流れを目的とした政策が
「マイナス金利政策」と言われております。
政策金利とインフレ・デフレの関係
次にインフレとデフレが
政策金利とどのように関係するか?
簡単にご説明致します。
インフレとの関係
好景気によるインフレ(物価上昇)になると
政策金利を上げて経済の過熱を抑えます。
デフレとの関係
反対に不景気によるデフレ(物価下落)
になると政策金利を下げて経済を刺激します。
今の日本はデフレの為、
景気に刺激を与える政策をしてます。
政策金利が上昇するとどうなる?
デフレ状況の現日本において
政策金利が上昇するとどうなる?
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イメージが難しいと思いますので、
実際に例を説明します。
政策金利が上昇した場合の例
銀行は政策金利が上がると
日本銀行への返済額が増加する為、
私たち一般消費者や企業への
融資金利を上げることになります。
それは住宅ローンやマイカーローン
教育ローン、事業融資など、
私たち一般消費者へ
大きく影響してきます。
そして、
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ローンの金利が上がると
月々の返済が厳しくなり
新規で購入する人が減少します。
そうなりますと
住宅や車などの売買数が減少し、
その影響は
不動産業界や自動車業界は
もちろんのこと
建築業界、住宅設備メーカー、
広告代理店、下請け業者
など様々な業界に影響します。
そしてそれは、
各会社の売上高が減少、
売上利益が減少することから
販管費削減の為
社員の給料・ボーナスが減少、
そこで働く社員は給料が減ることから
物の購入や外食などを控えるようになります。
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そしてそれは、
次第に全ての業界に広がり
景気後退していく。
という流れになります。
ただでさえ、
世界的なインフレにより
物価が上昇していく中、
給料まで減少することになっては
一般消費者には大ダメージです。
その為、日本は
「自国の経済力で物価上昇2%」
を達成するまでは
金融緩和を継続するしかない。
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辛い現実ですが、
これが今の日本経済の状況です。
世界の中央銀行は?
ちなみに世界の中央銀行は
インフレを抑える為
金融緩和継続を止め、
これから
金融引き締め=政策金利を上げていく
ことを発表しております。
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日本と同じように
10年ほど金融緩和を継続していた
EU(ECB)も
政策金利上げることを発表しました。
マイナス金利で有名なスイス国立銀行は
約15年ぶりに金利を上げることを発表し
マイナス0.75%としていた政策金利について、
インフレを抑えるため、0.5%引き上げて
マイナス0.25%にすると発表しました。
これで金融緩和を積極的に継続するのは
世界で日本だけとなりました。
短期金利と長期金利
金利とは短期・長期が御座います。
短期金利の代表的なものは
「無担保コール翌日物」や
「1年未満の短期国債利回り」です。
日銀はこの金利を政策金利としています。
一方、長期金利の代表的なものは
「10年長期国債利回り」です。
また、他の期間の国債の利回りを見れば、
各期間の市場金利の動向がわかります。
無担保コール翌日物
無担保コール翌日物(むたんぽコールよくじつもの)とは
短期金融市場における
インターバンク市場(市場参加者は金融機関のみ)
のひとつであるコール市場の代表的な取引のことです。
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聞きなれない言葉で
少々難しい為、
簡単な例を挙げます。
金融機関同士が
「今日借りて、明日返す」
「今日貸して、明日返してもらう」
といったような1日で満期を迎える
超短期の資金調達や資金供給を、
借り手が貸し手に対して
担保を預けずに行う取引です。
この金利を「無担保コール翌日物金利」といい
「無担保コールレート(オーバーナイト物)」や、
「無担保コール・オーバーナイト・レート」
などともいいます。
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難しい言葉ですが、
簡単にいうと
「担保なしでお金貸すけど
明日には返してね!」
っていう感じです!
長短金利操作付き量的・質的金融緩和
それでは次に
日本銀行がどのように
金利をコントロールしているか?
現在の政策である
「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」
について具体的に
ご説明させて頂きます。
2%の「物価安定の目標」
をできるだけ早期に実現するため、
第1に長短金利の操作を行う
「イールドカーブ・コントロール」
第2に消費者物価上昇率の実績値が
安定的に2%の「物価安定の目標」を超えるまで
マネタリーベースの拡大方針を継続する
「オーバーシュート型コミットメント」
という政策を行なっております。
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難しいですよね、安心してください
順に説明していきます。
1.長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)
イールドカーブコントロールとは
簡単にいうと
「金利操作」の内容になります。
金利には「1年未満の短期金利」と
「1年以上の長期金利」が御座います。
それぞれ方針がありますので
分けて説明いたします。
短期金利について
日本銀行当座預金のうち
政策金利残高に
「マイナス0.1%」の金利を適用する。
という政策内容です。
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これは先ほどご説明した
「マイナス金利」のことになります。
長期金利について
10 年物国債金利が
0%程度で推移するよう
長期国債の買入れを行います。
買入れ額については、
現状程度の買入れペース
(保有残高の増加額年間約80兆円)を
めどとしつつ、
金利操作方針を実現するよう運営します。
買入対象については引き続き幅広い銘柄とし、
平均残存期間の定めは廃止しました。
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10年国債利回りが上昇しないよう
「日銀が国債を買い支えるよ!」
といった内容です。
どのように国債を購入していくか?
具体的な行動計画になります。
長短金利操作のための新型オペレーションの導入
長短金利操作を円滑に行うため、
以下の新しいオペレーション手段を導入しました。
日本銀行が指定する利回りによる国債買入れ(指値オペ)
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今話題になっている「指値オペ」
「買いオペ」と言われているのが
この政策になります。
次に「買いオペ」の説明をさせていただきます。
買いオペレーション(買いオペ)
買いオペレーション(買いオペ)とは
日銀が民間銀行から
国債や手形を買い取り
金利を下げることを言います。
国債は購入すると
評価額が減少します。
評価額が減少すると
利回りが低下します。
購入→評価額上がる→利回り低下
逆に
国債が売却されると
評価額が下がります。
評価額が下がると
利回りは上昇します。
売却→評価額下がる→利回り上昇
その為、現在は国債の利回りが
0.25%以上に上昇しないよう
購入予約=指値
を予め設定し
利回りが0.25%超えたら
下がるまで国債を無限に買い続ける
“指値オペ”
というのを行なってます。
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購入する時は
お金を新しく発行するので
円の供給量が増え
“円安”になります。
長期国債以外の資産の買入れ
長期国債以外の資産の買入れについては、
「ETFおよびJ-REIT」について
保有残高がそれぞれ年間約6兆円
年間約900億円に相当する
ペースで増加するよう買入れを行います。
2.オーバーシュート型コミットメント
「オーバーシュート型コミットメント」とは
日本銀行は2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、
これを安定的に持続するために必要な時点まで、
「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続する。
といった決意表明的な内容です。
また、マネタリーベースの残高(日銀が世の中に供給するお金)は、
上記イールドカーブ・コントロールのもとで
短期的には変動しますが、
消費者物価指数(除く生鮮食品)の
前年比上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで、
拡大方針を継続するとのことです。
今後も、経済・物価・金融情勢を踏まえ、
2%の「物価安定の目標」に向けた
モメンタムを維持するため、必要な政策の調整があります。
![takara](https://zou-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_8271-1-150x150.jpeg)
「物価が安定するまでは
あらゆる手を使ってでも
粘り強く金融緩和していくよ!」
といった宣言みたいな感じです!
最後に
いかがでしたでしょうか?
後半はなかなか言葉を崩すのが難しく
固い言葉を並べてしまいました。
![takara](https://zou-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_8271-1-150x150.jpeg)
もう少し具体的に
説明文を書いたのですが、
「これは途中で読まれなくなるな」
と思い削除しました。笑
投資をしている方はもちろんですが、
金利とは私たちの生活に大きく関わってきます。
また、日本銀行の方針も
日本経済や世界経済が変われば
時代に合わせて変化していきます。
ちなみに来年4月には
日銀の黒田総裁は任期を迎えます。
![takara](https://zou-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_8271-1-150x150.jpeg)
次の総裁が決まった際に
どのような考えを発言するか
少し楽しみです。
これも勉強しなければ
興味も湧かなかったと思います。
大人になっても
少しずつ学んでいくとことで
「自分の人生を少しずつ
変えることができる」
と私は思ってます。
そして今この記事を読んで頂いている方が
今以上に幸せな人生が歩めるよう
これからも自らの経験と
学んだ知識を噛み砕いて
発信していきたいと思います。
![takara](https://zou-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_8271-1-150x150.jpeg)
長文にも関わらず、
最後まで目を通して頂き
誠にありがとうざいます。
それではまたの記事でお会いしましょう。
主にFXや米株に関することを呟いてます。
フォローして頂けますと幸いです。
Follow @takara_oki【おまけ】私が実際に使用しているFX会社の特徴
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![takara](https://zou-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_8271-1-150x150.jpeg)
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![takara](https://zou-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_8271-1-150x150.jpeg)
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